前回は、今この時点で起きていることの本質について説明しました。
本日は資本主義社会、金融資本の本質とは何かと、
ロスチャイルドの金融資本が如何に世界を制覇して来たかをご説明します。
1.資本主義社会の本質
ここからは、人々が常識だと思っていることが、
いかに創作された幻想でしかないかをご説明します。
(1)貨幣制度は本来は等価交換のための仕組みだった
貨幣はもともと物々交換の発展形として、
財・サービスの対価の支払に用いられたのが始まりです。
Aさんが事業を行うため、銀行から借入を行う場合を想定します。
Aさんは自社製品を作るため、Bさんから原材料を仕入れます。
Bさんも自分の商品を作るためにCさんから仕入れをします。
このA・B・Cの取引には借金が介在せず、
単に財・サービスの等価交換・本質は物々交換が行われているだけです。
この等価交換の先にAさんの商品を買いたい消費者が居ます。
この取引系の中で、銀行からの借入を行ったAさんだけは、
自分の商品価値を消費者と交換する際に、
原材料費・人件費等製造コストに付加価値だけでなく「金利」を上乗せします。
銀行から借入をしているAさんは、利払いのために、
商品価格に銀行に支払う金利を上乗せする必要があるのです。
言い換えると、物々交換系とは別に、
外部つまり消費者から利払いのためマネーを取得する必要が出て来ます。
等価交換の取引には存在しないバーチャルな「利子」を消費者が負担して、
銀行の利益に貢献している姿が見えてきます。
Aさんの商品が思うような価格で売れず、借金が返済できない場合は、
更に新たな借金を行い借金の無限ループも起きます。
それでも返済が出来ない場合は、Aさんの会社は銀行に担保を取られます。
いかがでしょうか。
金利制度によって、本来の等価交換の系外で、銀行の利益のために
消費者を始めとして社会全体があくせく働く姿が浮かび上がって来ないでしょうか。
これに対し、金利の概念が無い「地域通貨」は、
純粋に財・サービスの等価交換システムです。
(2)銀行に預けたお金を他の人に貸し出して良いなどと、一体誰が決めたのか
金利制度に加えて、極めて根本的な疑問が、
人々が銀行に預けたお金を、銀行が他の誰かに貸し出して良いなどと、誰が決めたのでしょうか。
しかも銀行は、その集めたお金で企業の株を買い企業を支配することができます。
利子、信用創造を銀行事業の暗黙の常識とすることで
金融資本が社会を支配する構造が出来上がって行きます。
2.金利の歴史
もともと、旧約聖書では利子を取ることは禁じられていました。
しかし、ユダヤ教を主導したパリサイ派・タルムードが金利を認めたのに始まり、
カトリック教会では利子が黙認され、
更には15世紀の宗教改革におけるプロテスタンティズムで富の蓄積が善とされ、
それと合わせて金利が合理化されました。
本来のユダヤ教徒は旧約聖書に則り利子を禁ずる原則を持ちましたが、
バビロン捕囚から解放されてパレスチナに戻ったユダヤ人は
パリサイ派・タルムードの思想に変わっていました。
そこでは、ユダヤ人だけが人間で、
異教徒(ゴイム=家畜、ブタ)を殺しても積み荷ならないし、
ゴイムから金利を取ることは正当とされていました。
3.ユダヤ教のタルムードの思想とは何か、ユダヤ人とは誰か
ユダヤ教の本来の教典は「旧約聖書」です。
ユダヤ教のパリサイ派・タルムードの思想の本質は自分達ユダヤ教徒だけの繁栄、
ユダヤ教徒による世界支配を希求する選民思想です。
旧約聖書の教えに優先するものとして彼等の悪魔思想をユダヤ人に植え付けました。
イエスは彼等の思想を厳しく糾弾し、それを恨んだ彼等が
イエスがローマ帝国に対する反逆を仕組んでいるとして彼を処刑させたのです。
自ら額に汗する労働を嫌い、仕組みを支配する。
この選民思想ゆえに西欧各地で忌み嫌われゲットーに追いやられ、
卑しいとされる高利貸しが彼等の主要な仕事となりました。
ユダヤ人とは、古代イスラエルの12氏族のうち、
ユダ族だった人達を指すとされます。
イスラエルからスペイン方面に逃げて来た有色人種を
スファラディ系ユダヤ人と呼びます。
もう一つの地域カスピ海の北で栄えたハザール汗国は、
8世紀にイスラム軍の侵攻を受け、改宗を迫られた際、
キリスト教かイスラム教の元となったユダヤ教のどちらを
国教として選択するか迫られ、ユダヤ教を取りました。
これにより白人であるハザール人が後にアシュケナージ(ドイツ系)
と言われるユダヤ人となります。
実はイスラエルに居るユダヤ人は、
源流であるスファラディ系が僅か10%で、
90%がアシュケナージ系です。
「神の約束の地へ帰る」ことを口実に
パレスチナにユダヤ人国家を建設することは、
多数派のアシュケナージにとっては全く正当性がありません。
テルアビブ大学のシュロモ・サンド教授が
「ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか」で、このことを指摘していて、
古代ユダヤ人の子孫は実はパレスチナ人だと説いていて、
いかにシオニスト達のイスラエル建国の根拠が無いかが露呈しているのです。
いずれにせよ、本稿の対象にしている宮廷ユダヤ人は
まさにドイツ系のアシュケナージであり、
古代ユダヤ人とは何の縁もないはずなのです。
私見ですが、この宮廷ユダヤ人にとって、
異教徒をゴイムとして蔑み、
あらゆる悪を許容するタルムードのユダヤ教が
見事に彼等の悪魔的思想に適合していた
ということではないかと思います。
4.初代ロ位チャイルド商会創業者
フランクフルトのゲットーで頭角をあらわし、
王の金庫番・宮廷御用商に任ぜられたのが初代ロスチャイルド、
1764年にフランクフルト・ロスチャイルド商会を設立した
マイアー・アムシェル・ロスチャイルドです。
当時のドイツは350の公国それぞれが通貨を持っていたため、
それらの両替商に始まり、古銭商を営んでいました。
マイアーはヘッセン領主ヴィルヘルム公を古銭商売の上客とすることに成功します。
公はヘッセンの若者を傭兵として鍛えて、
アメリカ独立戦争(1775年~83年)を始めとする植民地戦争のために、
毎年1万数千人を貸し出す傭兵ビジネスを営んでおり、
閨閥を活かしてオーストリア皇帝をはじめとして
王侯貴族や軍人・官吏・各種産業に貸付を行って莫大な利益を得て、
欧州随一の金持ちになります。
マイヤーは公に気に入られて宮廷御用商に任ぜられ、
公がイギリス政府から受け取る傭兵代金の小切手を割り引いて莫大な利益を上げるようになり、
更には公にイギリスでの直接投資を持ち掛け、ロンドンに居る3男のネイサンに運用させます。
更にマイアーは「情報」をビジネスに結び付ける仕組みとして、郵便事業に目を付けます。
欧州全土の郵便事業を独占していた貴族と緊密な関係を築き上げ、
彼等がヴィルヘルム公やロスチャイルド家に有利になるよう、
郵便を不法に開封して機密情報を伝えたり、
手紙を急送したり遅配したり操作を行いました。
こうして、1790年代にマイヤーのビジネスは
欧州随一のマーチャント・バンカー(国際的な銀行家)となって行きます。
マイヤーは金(カネ)の力の絶対性を信じていました。
ユダヤ教の世俗的基礎は実際的な欲求・私欲であり、その世俗的神は貨幣です。
貨幣は、神をも含めて全てのものを商品に変えます。
貨幣は人間世界ならびに自然から固有の価値を奪い、
人間を支配し、人間はそれを礼拝します。
貨幣が世界の権力となり、ユダヤ精神がキリスト教民族の実際的な精神となることで、
政治を含めて世界を支配して行くことになります。
1798年にマイアーの3男ネイサンがイギリスに派遣されます。
ネイサンは、最初にマンチェスターの織物業界に入り込み、
産業革命で大量に安価に生産された綿製品を
ナポレオン戦争(1803~15年)の混乱で品不足に陥っていたドイツで販売し、
莫大な利益を上げます。
マイアーはイギリスの綿製品のセールスマンをドイツに長く引き留めて、
最大量の注文を受けさせます。
その間、ネイサンはマンチェスターで綿花や染料を買い占めます。
最大量の注文を受けた製造業者は原料をネイサンから買わねばなりません。
彼はこれを高値で売って暴利を得ます。
マイアーはこの資金を元手に1804年、ロンドンの金融街シティに拠点を構えます。
マイアーは欧州にロスチャイルド帝国を築くため、
5人の息子たちを主要都市に配置しました。
最有力のネイサンをイギリスに置くほか、
フランクフルト、ウィーン、ナポリ、パリに置くとともに、
それぞれの国の政治的有力者に贈り物・貸付・投資機会などの賄賂を与えることで
特権を獲得して行くよう徹底的に指導しました。
1812年に亡くなる直前、彼が5人に遺した家訓は以下の通りです。
①長男又は一族の多数が同意した男子が本家も分家も継いでいくこと
②いとこ同士の結婚など一族内の結婚によって財産の分散を防ぐこと
③一族の財産を秘匿し、裁判所その他で公表しないこと
④一族は間断なく連携すること。一族の財産を統一的に管理すること。
当初の共同経営者とその男系子孫のみが会社を経営すること。
この5か国の兄弟の緊密な情報伝達網によって、
差出人の手紙を盗み読み、
価値あるニュースを誰よりも速く入手し投資に活かすことで、
彼等は欧州での優位を固めるほか、
ニューヨークを始めとして常駐の在外代理人を置くことで、
その情報網をより強固にして行きました。
5.金融街シティの成り立ち
ロンドンの金融街シティは16世紀後半、エリザベス1世の時代に、
他の欧州の取引所に抜きんでた存在になります。
シティは大英帝国のあらゆる覇権的な事業に参加し、
1588年には、シティの予算でスペインの無敵艦隊に対抗するため
20隻の艦隊を結成したほか、
アイルランドやアメリカの植民地化に手を貸しました。
1694年、英仏戦争で財政が悪化したイギリス政府が借入を受けるために、
国王の承認により豪商などを株主としてイングランド銀行がシティに設立されます。
同行は18世紀を通じて政府への戦争資金の貸付を行ったほか、
海外への軍事資金を送金する業務も請け負いました。
ネイサンは1806年、イギリスのユダヤ人富豪の娘と結婚し、
そこからイギリス最大のユダヤ人富豪の閨閥となって行き、
シティで最古かつ欧州随一の銀行、キリスト教徒のベアリング商会(ベアリングス銀行)
に戦いを挑み、1810年に勝利を収めます。
先のドイツのウィルヘルム公のシティへの投資もネイサンの名義で行われ、
ネイサンは巨額のイギリス国債を保持して政府の財政を牛耳る資本家となります。
とりわけ、ナポレオン戦争時に一気に増加したイギリス国債の大部分を引き受けたのはネイサンでした。
そして、1815年にナポレオンがエルバ島を脱して
英ウェリントン将軍との最後の決戦ワーテルローの戦いに敗れた際、
イギリス勝利の報を誰よりも速く入手したネイサンは、
ウェリントンは敗れたと言いふらし、イギリス国債を投げ売りし、
それに釣られて皆が投げ売りしたところで、
底値を打った国債を買い集めます。
その後イギリス勝利の報が流れると国債は暴騰し、
ネイサンは高値で国債を処分します。
この前後5年でネイサンの富は7万倍になったと言われています。
ナポレオン追放後の旧勢力による欧州支配体制を復活させる1815年のウィーン会議は、
オーストリア、プロシア、ロシアの各王によってキリスト教の神聖同盟が締結されますが、
この時ロスチャイルドを排除しようとした老舗銀行家達に、
国債相場暴落を仕掛けて逆襲に成功します。
こうしてロスチャイルド家は国際的な債券市場を形成し、その支配者となって行きます。
6.イングランド銀行:銀行の銀行に目を付けたロスチャイルド家
1825年にラテンアメリカで発生した投機バブル崩壊による欧州の恐慌の際、
ロスチャイルドは金Goldが枯渇するイングランド銀行に救済の手を差し延べると見せて、
その支配に十分な株式を取得し、同行と通貨発行権を手に入れました。
ロスチャイルドはこれ以降、イングランド銀行をモデルとして
各国に中央銀行を作って行きます。
金本位制は金融経済の操作と富の集中の道具となります。
イギリス政府も
戦争を含めて国家的な大事業に直ちに資金を用意できるロスチャイルド家に頼り、
オーストリアもプロシアも同様で、欧州における政治的影響力は絶対的となりました。
1600年設立のイギリス東インド会社はアジア貿易の独占権を認められ、
イングランド銀行の融資を受けながら
インドを始めとするアジア各地の植民地経営を行っていました。
1773年にインドでのアヘンの専売権を獲得し、
中国への組織的なアヘンの売り込みを始め、
これがシティに莫大な利益をもたらします。
1833年に東インド会社のアジア貿易独占権がイギリス議会で廃されましたが、
その利権の殆どを引き継いだのがネイサン達で、
貿易ルートを受け継いだのが、ロスチャイルドグループのサッスーン家でした。
そして1840年の清とのアヘン戦争に至る貿易で利益を得たのはロスチャイルド家でした。
7.アメリカ合衆国:1930年代のアメリカでの関与
1812年から14年の米英戦争の際、
政府の大きな借金のために各民間銀行の発行紙幣が増加し、
インフレが進み、合衆国の信用が建国以来最低のレベルに陥ります。
そこで1816年、マディソン大統領と議会は、
合衆国の新たな中央銀行として第二合衆国銀行を創設します。
ロスチャイルド家はこの銀行との貿易金融や証券金融で成功を収めます。
ナポレオン戦争によって荒廃した欧州に代わり、合衆国の経済が拡大する中、
ロスチャイルド家は新設の銀行や運河への投資を行う一方、
新しい州の州債を大量に引き受けます。
米国から欧州への綿とタバコの輸出が伸び
1830年代にはロンドン家とパリ家は手広く貿易手形ビジネスを展開していきます。
しかし、アメリカ国民はユダヤの銀行に猜疑心を持ち、
1832年の大統領選で当選したジャクソン大統領は、
第二合衆国銀行廃止に動き、1936年に同行は普通銀行になります。
ジャクソンは州立銀行を奨励して、ロスチャイルドを阻みました。
しかし、州立銀行の株や債券はシティの資本家、
つまりロスチャイルドに購入されて行きます。
1837年にロスチャイルドが仕掛けたと思われる恐慌で、
イングランド銀行が合衆国に関連する全ての証券を投げ売りし、
それら証券の引き受けや割引を拒否して合衆国に金融恐慌を引き起こします。
州立銀行が兌換停止に追い込まれたとき、
結局連邦政府はロスチャイルド家に公債を引き受けて貰い、
ウォール街への資本集中が一気に進みました。
8.1844年のイングランド銀行の中央銀行化
イングランド銀行に金(Gold)で保証された銀行券を独占的に発行させ、
地方銀行が独自の紙幣を新規に発行することを禁じる
イングランド銀行条例が1844年に成立します。
ここで誰もが気付かなければいけないのが、
民間銀行が中央銀行になるという制度矛盾です。
金保有高で銀行券の流通量が決まるのは金本位制では当然のことです、
実はこのことは金兌換を前提とする通貨安定化政策であり、
至極真っ当な施策です。
しかし、この中央銀行が民間銀行によって運営される以上、
彼等が恣意的に通貨供給量を絞り、金利を暴騰させ、恐慌を演出し、
その利益を我が物にすることが出来るのです。
先程の合衆国での州立銀行潰しのようなことも
民間銀行である彼等はやってのけるのです。
この後の歴史においてもロスチャイルドは同様の仕手戦を仕掛け、
富を集中させて行き、
合衆国大統領として、本格的に通貨発行権を中央銀行の手に取り戻そうとした
リンカーンもケネディも暗殺され、
合衆国の中央銀行機能は民間銀行の連合であるFRB(実態はロスチャイルド系列銀行群)
が担う体制を誰も覆すことが出来なくなっています。
民間銀行が通貨を発行するということは、
その通貨発行額が民間銀行の利益として蓄えられて行くことを意味します。
国家の主権が完全にロスチャイルドの手中に納められていることがお分かり頂けますでしょうか。
彼等の金融資本としての富の蓄積と政治支配の構造を明らかにするために、
1800年代に始まる英国と合衆国の「民間銀行が国の中央銀行となる」施策を説明しましたが、
これが彼等の典型的なやり方となり、
日本銀行も大株主がロスチャイルドであることが囁かれていますが、
必然の成り行きだと思います。
9.ロスチャイルド一族のマルクス:共産革命をロスチャイルドが仕掛けた理由
ロスチャイルドがその次に為した最大の施策は、
閨閥の中に居たユダヤ人マルクスを養い、彼に共産主義革命を扇動させたことです。
祖父にラビを持つマルクスは
欧州で迫害を受けていたユダヤ人としての憎悪を深く抱いていました。
そのマルクスを主導したのが、
労働者階級による革命・独裁を唱えるドイツ・ユダヤの亡命詩人ハインリヒ・ハイネで、
パリ・ロスチャイルドの創業者ジェームスの腹心と言える存在でした。
マルクスが1848年2月革命においてパリで発表した「共産党宣言」は、
これまでに存在した全ての社会の歴史は階級闘争の歴史である、と定義し
プロレタリアが革命でブルジョワを倒すことが歴史的必然であると説きます。
封建主義を打倒するブルジョワ革命ではブルジョワに協力するが、
封建主義体制を転覆させることに成功したら、
直ちにブルジョワ体制を打倒するプロレタリア革命を開始する、とします。
端的に言うと、支配階級(封建主義、ブルジョワ)を諸悪の根源とし、
世界の労働者に団結と支配階級の打倒を呼びかけるのです。
マルクスは政治的危険分子とされベルギーからも追放され、
1849年に31才でロンドンに移住します。彼は定職を持たず、
毎日のように大英博物館図書館に行き、文献学者を雇いつつ、
資本論を書き上げます。
マルクスが亡命した頃のイギリス資本主義は、
国内の労働者のみならず、
植民地民族を奴隷化して搾取することが生産力の源泉でした。
マルクスは、大植民地帝国の中心地ロンドンに居ながら、
イギリス資本主義によるアジア支配の実態には、
一言も異議を唱えませんし、
革命運動の矛先が大金融資本家に向かうことは無く、
まずはユダヤ資本家の最大の敵である帝政ロシア
(ロシア皇帝)の攻撃に向かうのです。
本稿の最初でも述べたように、
人類の敵とすべきはユダヤ金融資本であり、
マルクスの議論は極めて的外れで、ご都合主義です。
このような浅薄な思考の人間の主義主張に、
膨大な数の人々が感化され血を流すことになります。
ロシアで起きた革命後の体制は
ロシア皇帝になり替わったユダヤ人勢力による大量粛清と共産党支配でした。
10.初代ロスチャイルド マイアーの25項目の「世界革命行動計画」
ここで、本稿で最も重要な事実をお伝えします。
初代ロスチャイルド家のマイアーが30才の時、
1774年にフランクフルトに12人のユダヤ人実力者達を招いて開いた秘密会議で、
全世界のマン・パワーと資源を独占的に支配するための計画が話合われ、
25項目の「世界革命行動計画」と呼ばれる行動計画書がスタートしたのです。
(ウィリアム・ガイ・カー「教科書が絶対に教えない闇の世界史」成甲書房)
これを見て頂くと、
過去250年もの間ロスチャイルドがやってきた悪行・
人類支配の在り方が良く理解出来るはずです。
1.人間を支配するには暴力とテロリズムに訴えると
最善の結果が得られる。権力は力の中に存在している。
2.政治権力を奪取するには「リベラリズム」を説くだけで十分である。
そうすれば有権者は一つの思想のために自らの力、特権を手放すことになり、
その放棄された力、特権をかき集めて手中に収めれば良い。
3.大衆はどのようにして自由を享受すれば良いのか分からない。
「自由」という思想を利用すれば、階級闘争を生じさせることも可能だ。
4.最終目標に到達するためには、ありとあらゆる手段を正当化出来る。
素直さや正直さといった国民としての立派な資質は政治には支障をきたすから、
支配者となろうとする者は狡賢さ、欺瞞に訴えなければならない。
5.我々の権力は力の中にある。
私が見出している新たな権利とは、強者の権利によって攻撃する権利であり、
既存の秩序、規律の全てを粉砕し、既存の全ての制度を再構築する権利である。
6.我々の富の力は、いかなる狡猾さ、
力によっても損なわれないような強さを獲得する時まで、
表面化しないよう保たれなければならない。
戦略計画の基本路線から逸れることは、
何世紀にも及ぶ営為を無にする危険性がある。
7.群集心理を利用して大衆に対する支配権を獲得すべきだ。
8.酒類、ドラッグ、退廃的道徳、
あらゆる形態の悪徳を代理人を通じて組織的にすることで、
諸国家の若者の道徳心を低下させなければならない。
賄賂もペテンも裏切り行為も、
それが我々の目的達成に役立つのであれば、
続けられなければならない。
9.そうすることで服従と主権を確保出来るなら、
何が何でもためらうことなく財産を奪い取る権利が自分達にはある。
10.我々は「自由・平等・博愛」という言葉を大衆に教え込んだ最初の民族である。
ゴイム(異教徒、家畜、ブタ)の自然発生的で世襲的な貴族社会の廃墟の上に、
我々は金による貴族社会を作り上げた。
それは我々の拠り所、即ち富を参加資格とする貴族社会である。
11.自ら戦争を誘発しながら、
敵対するどちらの側にも領土の獲得が生じない和平会議を主導しなければならない。
戦争は対立する双方の国家が更に負債を抱え込み、
我々の代理人の手中に落ちるように主導されなければならない。
12.財を活用して、我々の要求に素直に従い、ゲームの駒となって、
政府を陰で操ることを我々から任じられた人物を選ばなければならない。
13.誹謗、中傷、偽の情報を流したことでどのような波紋が広がろうと、
自らは姿を隠したまま、非難されることがないようにしなければならない。
大衆への情報の出口全てを支配すべきである。
14.貧困と恐怖によって大衆が支配された時には、
常に代理人を表舞台に立たせ、秩序を回復すべき時が来れば、
犠牲者は犯罪者や責任能力のない人々の犠牲となったと解釈されるよう、
事を進めなければならない。
計算済みの恐怖支配が実現した時点で、
犯罪者や精神異常者を処刑すれば、
我々自身を抑圧された人々の救世主として見せかける事が出来る。
際のところ、我々の関心は正反対で、
減らすこと、すなわちゴイムを殺害することにある。
15.我々の力を行使すれば、失業と飢えがつくりだされ、
大衆にのしかかる。そうすれば確実な資本の支配力が生じる。
16.フリーメーソンのブルー・ロッジ
(フリーメーソン33階級の下から3階級=徒弟・職人・親方、
つまり一般的な会員の集会場の意)内部に
大東社(Grand Orient Lodge:現在はフランスのフリーメーソン本部が名乗る)を組織して
破壊活動を実行しながら、
博愛主義の名のもとで、自らの活動の真の意味を隠すことは可能である。
大東社に参入するメンバーは、
ゴイムの間に無神論的唯物主義を広めるために利用されなければならない。
17.代理人は大衆受けのするスローガンを生み出せるよう訓練されなければならない。
18.恐怖支配は手っ取り早く大衆を服従させるもっとも安上がりな方法だ。
19.全ての戦争の後には、秘密外交が主張されなければならない。
秘密外交によって、我々の代理人が関わらない限り、
諸国家は些細な個人的取り決めさえも結ぶことが出来ないような
支配権が確保されなければならない。
20.最終目標である世界政府に到達するためには、
大規模の独占、莫大な富の蓄積が必要とされるだろう。
21.ゴイムからその不動産、産業を奪うため、
重税と不当競争を組合せてゴイムの経済破綻を引き起こさなければならない。
22.最終的には、我々の運動に尽くす少数の金持ち、
及び我々の利益を守る警察と兵士と、プロレタリアートの大衆が残ればいい、
ゴイムに殺し合いをさせるため、大々規模の武装増強が開始されなければならない。
23.世界統一政府のメンバーは独裁者によって任命され、
科学者、経済学者、財政専門家、企業家、大金持ちの中から選出される。
24.代理人は、その誤りを我々が承知している理論、原則を教え込むことで、
社会の若年層の精神を惑わせて腐敗させる目的で、
あらゆる階級、あらゆるレベルの社会、政府に侵入しなければならない。
25.国家法及び国際法を利用しつつ、ゴイムの文化を破壊しなければならない。
我々に対してゴイムが武装蜂起する時に、
恐怖の組織を諸国家の各都市に組織することにいたしましょう。
この1774年を起点とするなら、
250年に亘って彼等はこれらの施策を実行して来ました。
マルクスの出現はこの文脈から見て必然でした。
真の支配者である自分達は表に出ることなく、
真実を追求する者が現れれば殺すか、
陰謀論者だと言って一笑に付す、
これを全てのマスコミを支配した上で行う。
ユダヤ教徒以外の人間を家畜と定義し、
文化的に腐敗させ、恐怖による支配と殺戮の対象とする。
スペイン風邪やコロナパンデミックも、
大衆を恐怖に陥れることで収奪と殺戮・
人口削減を行う彼等の施策の当然の帰結です。
ここまでの歴史では、
金本位制の中で民間銀行を中央銀行にする施策を見て来ましたが、
拙著「不滅の戦略経営」の最終章で詳しく記載していますが、
1971年のニクソン・ショック(金兌換停止)以後、
急激に世界の金融資産がマネーゲームで急激に膨張して行きます。
しかし彼らは、やり過ぎました。
実体経済である貿易でだけ必要なはずの通貨は、
今や金融資産全体の1-2%でしかない
というところまで金融資産全体が膨張し、過剰に供給された
ドルの下落を阻止するために日本に米国債を買わせ続けましたが、
このような根拠なく額面だけ膨れ上がったドルを決済通貨として使わない、
金兌換通貨でしか決済を行わないとするBRICSが、
西側経済圏のGDPを上回るまでになりました。
こうなると、もう金兌換が世界の標準となり、
これまでのようなマネーゲームは不可能になります。
そのように脆弱なドルが2024年4月20日現在、
154円/$となるほど強くなっているのは何故か、
考えられる仮説は、ドル決済を終結させるためのドル需要の増加、
つまりドル崩壊前の最後の花火が上がっているのではないか、ということです。
コロナパンデミックの茶番とその危険性に気付いた日本人1万人が
3月13日(土)のパンデミック条約反対デモに参加し、
羊たちに恐怖を与えて黙って従わせる施策が、
もうバレバレになっていることが見えて来ました。
更に、4月17日には「新型コロナワクチンによる被害者救済を目的とした国賠訴訟」が
東京地裁に提訴されました。
一番目覚めるのが遅かった日本人が、ようやく気付き始めたのです。
尚、もう一つの巨大財閥ロックフェラーは
ロスチャイルドが育てた米国子会社というべき存在で、
これらは一体として見ておくべきです。
ロックフェラーは、医療業界で絶大な権力を持ちます。
ロックフェラー財団を設立して石油化学系薬品の利用拡大に繋がる
大学・研究機関にのみ研究費を出すことで、医薬利権拡大を図って来ました。
本稿は、「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った 安部 芳裕」 (5次元文庫)と
「ザ・ロスチャイルド 林千勝」(経営科学出版)を参照し、
私の知見を加えて再構成してお届けしています。
11.明治維新を主導したのもロスチャイルド
1868年 日本で明治維新が起きますが、
これを主導したのはロスチャイルド・ロンドン家です。
清国からアヘン戦争による収奪を成功させる中で、
日本を収奪の対象として活動するのは当然の流れで、
自ら戦いに手を染めることなく、現地人同士の戦いを主導し、
勝ち組を配下に置く施策でした。
明治維新を日本の近代化のための革命であるかのように印象付ける操作が徹底的に行われ、
現在位に至りますが、
お金の動きを見ろ!というスタンフォード大学 西鋭夫教授の言葉の通り、
維新は英国のアジア戦略の一部であり、
それ以後日本は実質的に英国の支配下に置かれて行きます。
政党の名前に「維新」という言葉を冠するのは、
歴史の本質を見ていないからであり、
そうした人々には政治家を仕事とする資格が無いと感じます。
ロンドン家は討幕派の薩摩・長州を裏から支援して操りました。
維新を仕掛けた際の日本からの見返りは大量の金であったと言われています。
日本での実働部隊は大きく二つあり、
①ジャーディン・マセソン商会長崎支店長トーマス・グラヴァー
(歌劇「蝶々夫人」の夫)が坂本龍馬からの発注を受けて
スコットランドから武器・弾薬を軍艦で日本に運ばせました。
龍馬は、薩摩の名義でこれらを長州に持って行って両者に同盟を結ばせたわけです。
坂本龍馬の活動費、武器購入費用を誰が出していたのかは明らかです。
②ジャーディン・マセソン商会横浜支店長ウィリアム・ケズウィックは、
伊藤博文や井上薫ら長州ファイブを支援してイギリスへ秘密留学させます。
ジャーディン・マセソン商会は、中国のアヘン戦争を仕掛けた実働部隊であり、
ロスチャイルドの先兵です。
明治維新で起きていた重大事、第二次世界大戦開戦に至る経緯、
敗戦後にマッカーサー・GHQが作り上げた日本の支配構造については、
真実に迫る内容を掴んでいるのですが、
少しお時間を頂いて検証と深堀りを更に進めた上で、
改めて配信したいと思います。
ユダヤ教、ロスチャイルドのお話はネガティブな印象を我々に残すものばかりですが、
あれだけ洗脳の深かった日本人に覚醒の兆しが見えていることは、
私にとって心に希望を持たせてくれる出来事です。
ロスチャイルドの思想は、支配者の思想であり、物質主義の最たるものです。
彼らの野望を満たすために、支配構造としてのヒエラルキーを作り、
誰もが階層の上を目指すこと、
地位と権力とカネを最大化することを目的とする価値観で庶民を洗脳して来ました。
しかし、ここに来て見えて来ている通貨制度などの制度上の再編の兆し、
人々の気付き・覚醒は、物質文明を乗り越えて、
真の豊かさを人々が求める時代の到来、精神文明の時代の到来を予見させます。
12. Never Enough
最近、ブレイクしてきた米国NYの歌手、ローレン・オーレッドさんのお話が、
時代の予兆を示していると感じたので、ご紹介します。
2018年にヒットした映画「The Greatest Showman」の
”Never Enough”という有名な曲のシーンは女優さんが演じ、
ローレンさんが実際には歌っていたのですが、
彼女が人前に出ることがありませんでした
彼女は、この曲の自分にとっての意味を考え、
人前で歌手活動をする決心をし、
2022年 BGT(Britain’s Got Talent)に出場し、
会場を湧かせゴールデン・ブザーを獲得します。
その年の最終コンペティションで優勝出来なかったものの、
サイモンが彼女を2024のAGT(America’s Got Talent)に出場させ、
アメリカの人々に紹介し、観客の度肝を抜きます。
スタンディング・オベーションの様子はこちらからご覧頂けます。
その後、彼女の公式チャンネルで、
この曲の彼女のオリジナルミュージックビデオをアップするのですが、
ここでも歌唱とパフォーマンスの素晴らしさを堪能頂けます。
彼女は、ここでの固定メッセージで
どれほどの物質的な富も、
愛と本質的な存在、真実で満たされた人生に比べることはできない、
と言っています。
物質的価値を乗り越え、精神的価値を希求することは
彼女の人生の在り方であり、
この曲に込められた思いであることが伝わって来ます。